千代田区、はしかワクチン全額助成へ 19~49歳の区民や教員ら対象に6月15日から
千代田区、はしかワクチン全額助成 19~49歳対象6月15日から

東京都千代田区は、はしか( measles )の感染拡大を受けて、流行の中心となっている10代から40代、および子どもと接する機会の多い職業に従事する人々を対象に、予防接種を無料で受けられる全額助成制度を2026年6月15日から開始することを発表した。

助成の対象者と条件

助成の対象となるのは、19歳から49歳までの千代田区民、区立の保育施設・学校・保健所などで子どもと接する機会が多い同年代の職員(区民以外も含む)、そして0歳児と同居する保護者など19歳以上の家族(区民に限る)。区によると、10代から40代へのワクチン助成は、東京23区の中では初めての試みとなる。

対象者は、まず保健所に申請して予診票を発行してもらう。その後、区内の指定医療機関で抗体検査を受け、麻疹に対する免疫の強さ(抗体価)が基準を満たしていない場合に限り、予防接種を受けることができる。

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はしかワクチンの接種状況と背景

はしかワクチンは、1972年10月生まれの世代から公費による定期接種が実施されてきた。しかし、1990年4月1日生まれまでは接種が1回だけであったため、現在の36歳から53歳は他の世代と比べて免疫が弱い人が多いとされている。

1990年4月2日から2000年4月1日生まれ(26~36歳)は、接種が2回の人と1回の人が混在している。2000年4月2日以降に生まれた世代は、2回接種が標準となった。一方、1972年9月以前に生まれた人は、自然感染によって免疫を持っている人が多いと見られている。

今回の助成は、1回接種にとどまっている可能性が高い世代のうち、実際に現在の流行の中心となっている10代から40代を対象としている。区は「はしか予防にはワクチンが有効なので、必要に応じて接種を検討してほしい」とコメントしている。

今後の対応

千代田区は、この助成制度を通じて、はしかの感染拡大を防止し、特に免疫力が不十分な世代の予防接種率向上を目指している。区内の指定医療機関での抗体検査と接種が推奨されており、詳細は区のホームページや保健所で確認できる。

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