名古屋市は、保育所や認定こども園などに入所できなかった4月1日時点の待機児童数が、国の基準で13年連続でゼロだったと発表した。市の発表によると、政令指定都市の中では京都市と並び、最長の記録となる。
待機児童ゼロの背景
発表されたデータによると、0歳から5歳までの未就学児童数は9万3267人で、前年より2922人減少した。このうち、保育所などの利用を申し込んだのは5万463人(前年比349人減)で、実際に利用した児童数は4万9459人(同255人減)だった。
待機児童数の算定にあたっては、国の基準に基づき、以下のようなケースは待機児童から除外される。
- 幼稚園での一時預かりなどを利用している場合
- 企業が運営する保育事業を利用している場合
- 特定の保育所などにのみ申し込んでいる場合
隠れ待機児童の実態
一方で、希望する保育所に入れないなどの理由で統計に表れない「隠れ待機児童」は1004人(前年比94人減)に上った。市によると、このうち991人が特定の保育所のみを希望するケースで占められており、市は「保護者に丁寧に説明し、条件になるべく沿った施設に案内できるようにしていきたい」としている。
名古屋市は今後も待機児童ゼロを維持するため、保育施設の整備や情報提供の充実に努める方針だ。



