北陸新幹線延伸ルート選定に揺れる京都、知事選で新リーダーの発言が焦点に
北陸新幹線延伸ルート選定、京都府知事選で新リーダーの発言が焦点

京都府知事選で北陸新幹線延伸ルートが争点に、新リーダーの発言が事業の行方を左右

京都府知事選は4月5日の投開票を目前に控え、候補者3人による活発な論戦が繰り広げられています。有権者が選ぶ新たなリーダーは、北陸新幹線の未整備区間を巡る複雑な課題に直面することになります。この事業では、沿線自治体の同意が不可欠であり、知事の発言は重みを持ち、その判断が計画の進捗を大きく左右するのです。

舞鶴市が誘致に動き出す、地元経済人の熱意が高まる

北陸新幹線の福井県・敦賀以西の延伸計画を巡る議論が平行線をたどる中、自治体による誘致活動が活発化しています。2月21日、舞鶴市で開催された「北陸新幹線舞鶴誘致促進会議」のキックオフミーティングでは、鴨田秋津市長が「大きなうねりを作って、舞鶴ルートの実現を必ず取りに行きたい」と力強く宣言しました。会合には地元経済人ら約80人が参加し、締めくくりでは「北陸新幹線を……」「舞鶴に!」との熱のこもった唱和が響き渡りました。

小浜・京都ルートの見直しで新たな案が浮上、亀岡市も期待を表明

未整備の敦賀―新大阪間は2016年、政府と与党が小浜・京都ルートに決定しました。しかし、建設費が当初見込みの倍以上に膨らむことが判明し、京都市では地下水への懸念が強まりました。京都仏教会が撤回を求め、市議会も反対決議を可決するなど、課題が山積しています。

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こうした状況を受け、日本維新の会が昨年10月に自民党と連立政権を組み、整備新幹線の与党プロジェクトチームに参加。同年12月には、小浜・京都ルートを含め、舞鶴市や亀岡市などを通る8つのルート案を提示し、再検討が始まりました。

亀岡市の桂川孝裕市長は、突如浮上した亀岡ルートの誘致に意欲を示し、「新幹線駅ができれば投資が生まれ、都市化の可能性がある。人口やインフラ整備、JRの減便も変わるはず」と期待を込めています。同市議会も今月6日、亀岡ルートの早期整備を求める決議案を可決し、市民の関心の高まりを反映しています。

与党内で議論が続く、JR西日本の見解と自民党の姿勢

小浜・京都ルートは、決定時に舞鶴市や滋賀県米原市を通るルートに比べ、所要時間の短さや利便性の高さが評価されました。与党プロジェクトチーム傘下の整備委員会は6日、会合を開き、JR西日本の倉坂昇治社長からヒアリングを実施。倉坂社長は、小浜・京都ルート以外の7案について、利便性や運行システムの面で「現実的に難しい」と強調し、「利便性の高い交通結節点の京都駅を通るルートがより望ましい」との見解を示しました。

自民党の整備新幹線等鉄道調査会も11日に会合を開き、小浜・京都ルートを前提に、京都市内の駅位置を決めることを再確認。2016年の決定通りに進めるよう、「念押し」する姿勢も見られます。

京都府知事選の結果がカギ、7月までに案を絞る方針

再検討が進む8案のうち、7案は京都府内を経由して新大阪へ向かうルートです。与党は7月までに案を一つに絞る方針を掲げており、京都の次なるリーダーである新たな知事の発言は、大きな指標となるでしょう。北陸新幹線延伸を巡る議論は、京都府知事選の重要な争点として、有権者の選択を左右する要素となっています。

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