海上自衛隊が敵基地攻撃能力を獲得 イージス艦「ちょうかい」、トマホーク試射を8月までに実施へ
海自が敵基地攻撃能力獲得 イージス艦「ちょうかい」、8月までに試射 (26.03.2026)

海上自衛隊が反撃能力を獲得 イージス艦「ちょうかい」の改修完了でトマホーク発射可能に

米国カリフォルニア州サンディエゴの海軍基地で3月26日、海上自衛隊のイージス艦「ちょうかい」の改修終了を記念する式典が開催された。この式典において、海自水上艦隊の伍賀祥裕司令官は、改修により巡航ミサイル「トマホーク」の発射能力を備えたことで、反撃能力(敵基地攻撃能力)を獲得したと正式に宣言した。

8月までに実弾試射を実施 日本の護衛艦として初のトマホーク発射へ

伍賀司令官は取材に対し、8月までにサンディエゴ沖で実弾を使用した試射を実施する計画を明らかにした。これは日本の護衛艦による初のトマホーク発射となる歴史的な出来事だ。トマホークは米国が開発した巡航ミサイルで、敵の防空網を回避するような複雑な飛行経路を設定することが可能であり、高い精密攻撃能力を有している。

実際に「ちょうかい」が運用を開始するのは、日本に帰国する9月頃の見通しとなっている。海自関係者によれば、今回の改修は安全保障環境の変化に対応するための重要なステップであり、艦の戦闘能力を大幅に向上させたという。

Pickt横長バナー — Telegram用の共同買い物リストアプリ

日米同盟の抑止力強化を強調 厳しさ増す安全保障環境に対応

式典で伍賀司令官は、「現在の安全保障環境はかつてない厳しさを増している」と指摘した上で、トマホーク発射能力の獲得について、「日米同盟全体の抑止力と対処力を強化するために極めて重要だ」と訴えた。この発言は、地域の緊張が高まる中、日本が自衛のための能力を拡大する姿勢を明確に示すものとなっている。

式典には米海軍第3艦隊のジョン・ウェイド司令官も出席し、日米両国の連携強化に言及。「新たな課題に対し、共同で断固として対応する能力を強化している」と述べ、同盟関係の深化を強調した。この共同対応は、東アジアを中心とする地域の安全保障において、日米が緊密に連携する姿勢を浮き彫りにしている。

今回の「ちょうかい」の改修と能力獲得は、日本の防衛政策における転換点とも言える。政府が検討してきた敵基地攻撃能力の具体化が進む中、海上自衛隊の装備近代化が着実に進展していることを示す事例となった。今後の試射の成功と実戦配備が、日本の防衛力向上にどのような影響を与えるか、国内外から注目が集まっている。

Pickt記事後バナー — 家族イラスト付きの共同買い物リストアプリ