高市首相の施政方針演説原案が明らかに 投資促進策の具体化へ
高市早苗首相が特別国会で行う施政方針演説の原案が、2026年2月17日に判明しました。首相は投資の促進による経済成長の実現を強く訴え、先端技術や成長分野への官民投資ロードマップ(行程表)を3月に提示すると表明する方針です。
「責任ある積極財政」を改めて打ち出す
原案によれば、演説では「長年続いてきた過度な緊縮思考、未来への投資不足の流れを断ち切る」と主張し、「責任ある積極財政」を改めて打ち出します。首相は「圧倒的に足りないのは国内投資だ。その促進に徹底的なてこ入れをする」と強調し、経済成長を実現するために必要な財政出動をためらうべきではないと述べています。
財政悪化懸念を意識した新たな仕組み
首相の積極財政路線に対しては、財政悪化の懸念が国内外から寄せられています。これを意識し、原案では経済安全保障に資する分野への「危機管理投資」や「成長投資」について、予算上で「多年度で別枠で管理する仕組みを導入する」と掲げています。これにより、投資の効果を最大化しつつ、財政規律を維持する狙いがあります。
高市首相は特別国会召集日の18日に再任され、第2次高市内閣が発足。20日にも施政方針演説に臨む予定です。演説では、具体的な投資促進策の行程表を早期に示すことで、経済成長への強い意欲を示すとみられます。
今回の原案の内容は、以下のポイントを中心に構成されています。
- 先端技術や成長分野への官民投資の行程表を3月に提示
- 「責任ある積極財政」を基盤とした経済成長戦略の推進
- 財政悪化懸念への対応として、危機管理投資の別枠管理仕組みの導入
- 国内投資の促進による長期的な経済基盤の強化
政府関係者は、この演説が今後の政策方向性を明確にする重要な機会となると指摘しています。投資促進策の具体化が、持続可能な経済成長につながるか、注目が集まっています。