栃木県那須町長選で1票差の大接戦 平山幸宏氏が3選を果たす
栃木県那須町長選は3月22日に投開票が行われ、無所属現職の平山幸宏氏(63)が3選を果たした。元町議で無所属新人の小山田典之氏(64)との得票差はわずか1票という大接戦を制した。当日有権者数は2万406人で、投票率は51.78%となった。この投票率は、選挙戦となった2018年の56.09%を4.31ポイント下回る結果となった。
実質的な一騎打ちとなった選挙戦
三つどもえの選挙戦は、実質的には両者の一騎打ちとなった。平山氏は自民党県連から推薦を受け、転入増で消滅可能性自治体からの脱却を成果として強調。町内を四つのエリアに分けた地区別再生計画を掲げ、観光振興などを進める姿勢を訴えた。
一方、小山田氏は昨年10月に町議を辞職し、人口減少や少子高齢化への危機感を強く訴え、町政の変革を掲げて追い上げた。しかし、わずかな差で及ばなかった。小山田氏は3月23日、町選挙管理委員会に票の再審査を求め、異議申立書を提出した。
町議補選では女性候補が当選
同時に行われた町議補選では、無所属新人3人が争い、女性候補が当選した。これにより、同町議会は13人中4人が女性議員となる。那須町長選の確定得票は以下の通りである。
- 平山幸宏(無所属現職):5,099票
- 小山田典之(無所属新人):5,098票
- 笠間慎一郎(無所属新人):229票
この選挙は、地方自治における民主主義の重要性を改めて示す結果となった。わずか1票の差が勝敗を分けるという事実は、有権者の一票が持つ重みを強く印象付けた。今後の異議申し立ての動向や、町政の行方に注目が集まっている。



