茂木敏充外相は28日、オーストラリアのウォン外相と外務省で会談し、大型連休中に予定される高市早苗首相のオーストラリア訪問を前に、両国間の戦略的協力関係を強化することで一致した。会談では、「自由で開かれたインド太平洋(FOIP)」の実現に向けた連携を確認するとともに、中東情勢の緊迫化に伴うエネルギー供給の安定確保についても協議が行われた。
「同志国連携の中核」としてのオーストラリア
茂木外相は会談の冒頭、オーストラリアを「同志国連携の中核」と位置づけ、「首相訪問を契機に、FOIPの進化に向けた広範な分野での協力進展を期待する」と強調した。これに対し、ウォン外相は「両国はかつてないほど親密で、戦略的にも足並みがそろっている」と応じ、日豪関係の緊密さを改めて示した。
エネルギー安全保障も重要な議題
オーストラリアは日本の液化天然ガス(LNG)の最大輸入先であり、中東情勢の緊迫によりエネルギー市場が不安定化する中、両国は安定的なエネルギー供給の確保に向けた協力を強化する方針で一致した。今回の会談は、首相訪豪に向けた準備の一環として、具体的な協力分野を確認する重要な機会となった。
両外相は、地域の平和と繁栄に向けて、引き続き緊密に連携していくことを確認し、会談を終了した。



