高市首相、イラン首脳との電話会談に意欲 中東情勢への対応を表明
参議院予算委員会は6日午前、集中審議を実施し、高市早苗首相が出席した。中東情勢の悪化を背景に、首相は国民に対してエネルギーの節約や需要抑制を呼びかける可能性について言及。「長期化も見据え、あらゆる可能性を排除せずに臨機応変に対応する」と述べ、柔軟な対応姿勢を示した。
エネルギー供給の安定性を強調
予算委員会での答弁で、高市首相は石油供給に関して「備蓄放出やホルムズ海峡を経由しない代替調達を通じて、日本全体として必要となる量は確保されている」と強調。電力については、ホルムズ海峡を経由する燃料への依存度が低く、現時点で安定供給に支障は出ていないと説明した。
イラン首脳との対話準備を明かす
首相は、イランの首脳との電話会談を行うことにも意欲を示し、「対話を適切なタイミングで行うための準備を行っている」と語った。詳細については言及しなかったものの、「重要なのは、日本船舶も含め、全ての船舶の航行の安全が確保されることだ」と訴え、ホルムズ海峡内に船舶がとどまっている他国と連携し、イランへの働きかけを強化する考えを示した。
自民党、2026年度予算案の7日採決を提案
一方、自民党の磯崎仁彦参議院国会対策委員長は6日午前、立憲民主党の斎藤嘉隆国対委員長と国会内で会談。2026年度予算案について、参議院予算委員会で7日に締めくくり質疑と採決を行うことを提案した。
野党側の審議要求を踏まえた提案
野党側がさらなる集中審議の実施を求めていることを考慮し、締めくくり質疑に先立ち、首相が出席する集中審議を7日午前に行うことも併せて提案した。磯崎委員長は、審議の効率化と進捗を図る姿勢を明確にした。
野党側の反応と今後の協議
斎藤国対委員長は会談後、記者団に対し「十分な審議が行われているとは言いがたい」と述べ、他の野党と協議する意向を示した。両者は6日午後に再協議を行う予定で、予算案の採決日程をめぐる調整が続く見通しだ。
この動きは、中東情勢の緊迫化と国内の予算審議が同時に進行する中、政府与野党の対応が注目される局面となっている。高市首相の外交的アプローチと、国会における予算案の行方に、今後も注視が集まりそうだ。



