高市首相がUAE首脳と緊密協議、エネルギー安全保障で連携強化へ
高市早苗首相は4月7日、アラブ首長国連邦(UAE)のムハンマド大統領と約30分間にわたる電話会談を実施しました。この会談は、中東地域の緊張が高まる中、日本のエネルギー安全保障を確保するための重要な外交折衝として位置付けられています。
ホルムズ海峡の安定確保に向けた具体的な要請
首相は会談において、UAEが日本の主要な原油輸入先の一つであることを踏まえ、イランによるホルムズ海峡の事実上の封鎖を深刻に受け止めています。この状況を背景に、原油の安定供給に向けた協力を正式に要請しました。特に、以下の点が強調されました。
- ホルムズ海峡の航行安全を脅かす行為の即時停止をイランに強く求める姿勢
- UAEがイランによる攻撃で被った被害に対するお見舞いの表明
- 在留邦人の安全確保と出国支援への深い謝意の伝達
両首脳が一致した連携方針と今後の展望
会談を通じて、高市首相とムハンマド大統領は、中東情勢の早期沈静化とホルムズ海峡の安定確保を共通の目標として掲げました。双方は、この目標達成に向けて緊密に連携する方針で完全に一致しました。この合意は、単なる外交儀礼を超え、具体的な行動へと移行するための基盤を形成するものです。
首相は会談後、自身のX(旧Twitter)アカウントで「UAEは日本にとってエネルギー安全保障上の最重要パートナーだ」と発信し、両国関係の重要性を改めて強調しました。この発言は、今後のエネルギー政策におけるUAEの役割がさらに増大することを示唆しています。
今回の会談は、国際的なエネルギー市場の変動が激しい中、日本が供給源の多様化と安定確保に積極的に取り組んでいることを明確に示しました。政府関係者によれば、今後も中東諸国との対話を継続し、ホルムズ海峡を経由する原油輸送の安全確保に全力を尽くす方針です。



