トランプ氏が高市首相を「非常に特別な方」と歓迎、日米首脳会談で中東情勢や経済協力を協議
2026年3月20日、ワシントンのホワイトハウスで、トランプ米大統領と高市首相による日米首脳会談が実施された。会談では、中東情勢や経済安全保障、エネルギー協力など、多岐にわたる課題について議論が交わされた。
冒頭の発言:相互の尊敬と協力への期待
トランプ大統領は会談の冒頭で、高市首相を「非常に特別な方」と歓迎し、選挙で勝利した偉大な女性として心から尊敬していると述べた。さらに、日本とはこれまで極めて強固な関係を築いてきたと強調し、貿易やその他の課題について話し合いたい意向を示した。
高市首相は、世界中の安全保障環境が厳しい状況にある中、世界の繁栄と平和に貢献できるのはトランプ氏だけだと信じていると表明。諸外国に働きかけ、しっかり応援したいと伝えに来たと述べた。また、イランの核兵器開発や周辺国への攻撃、ホルムズ海峡の実質的な閉鎖を非難し、やめるよう申し入れてきたことを明らかにした。
中東情勢とエネルギー安全保障
トランプ氏は、日本から多くの支援を受けてきたと感謝を表明し、日本とあらゆる面で大きなサポート関係を築いてきたと評価した。特に、日本の原油の90%以上がホルムズ海峡経由で通過していることを指摘し、支援の大きな理由だと説明。日本にさらなる支援のステップアップを期待していると述べた。
また、イラン情勢については、奇襲攻撃の意図があったため事前に話さなかったと説明し、日本の真珠湾攻撃の歴史に触れながら、攻撃が完遂すればもっと平和になるとの見解を示した。高市首相はこれに同意し、イランの行動がひどいことだと考えると共感した。
経済協力と地域の安定
高市首相は、日本とアメリカがともに強く豊かになるための話し合いをしたいと提案。主に経済安全保障や重要鉱物といったエネルギーに関する協力、互いに強い経済を作るための経済成長の話し合いを進めたいと述べた。
トランプ氏は、原油価格の上昇や経済の後退について言及し、イランをほぼ解体したと主張。ホルムズ海峡の問題は難しいが、兵を投入せずに価格を低く抑えるためなら何でもすると強調した。
中国との関係と今後の展望
トランプ氏は、すぐに中国を訪問する予定であると明らかにし、習近平国家主席とは日本の米国に対する貢献について話すと述べた。日本が中国と少し緊張関係にあることも認識しており、地理的に近い米アラスカからの原油購入を希望していると付け加えた。
高市首相は、中国との対話はオープンで冷静に対応していると説明。米中関係も含め、地域の安定や世界のサプライチェーンに貢献することを願っていると語った。
この会談を通じて、日米両国は中東情勢の緊急性と経済協力の重要性を再確認し、今後の連携強化に向けた道筋を模索した。両首脳の相互尊敬と協力への意欲が、国際社会の安定に向けた前向きなメッセージとして発信された。



