奈良県警は2日、強盗致傷と住居侵入の疑いで、京都市伏見区に住む男子専門学校生(19)を逮捕したと発表した。この事件は、5月に奈良市で発生した強盗致傷事件に関連し、逮捕された専門学校生が実行役を募集するリクルーターとして関与したとみられている。
事件の概要
逮捕容疑は、すでに逮捕されている京都府の18歳高校生ら3人と共謀し、5月12日午前1時半ごろ、奈良市学園南2丁目の住宅に侵入。住人の70代女性を押さえ込んで背中に3週間のけがを負わせ、ポーチ(300円相当)1個を奪ったとされる。
県警によると、逮捕された高校生の所持品を調べるなどした結果、知人関係にあった専門学校生が実行役を募るリクルーターとして事件に関与した疑いが強まったという。県警は認否を明らかにしていない。
「トクリュウ」の関与
県警は、この事件を「匿名・流動型犯罪グループ(トクリュウ)」によるものとみており、さらに上位の指示役や立案した者がいると判断して捜査を進めている。トクリュウは、SNSなどで匿名の実行役を募集し、組織的な犯罪を行うグループとして近年問題視されている。
今回の逮捕は、こうした犯罪のリクルーター役を直接摘発した事例として注目される。県警は今後、グループ全体の実態解明を目指すとしている。



