熊本県議会の議員定数見直し案が了承、天草市・天草郡区は減、熊本市1区は増へ
熊本県議会議会運営委員会は、議員定数の見直しに関する方針案を了承しました。この案では、天草市・天草郡区の定数を現行の3から2に減らし、熊本市1区の定数を12から13に増やすことが提案されています。人口の変化に合わせて是正することを目的としており、早ければ2026年6月の県議会定例会に条例改正案が提出される見通しです。可決されれば、来春の県議選から適用されることになります。
人口変動に基づく定数調整の背景
議会事務局によると、公職選挙法では、県議の議員定数を人口に比例して条例で定めるよう規定されています。県内の推計人口(2025年10月1日時点)に基づくと、定数3の天草市・天草郡区の人口が、定数2の上益城郡区や菊池郡区よりも少なくなっていることが判明しました。このため、同委員会は昨年12月から定数の見直しを本格的に協議してきました。
議員総数については、人口が同じ規模の他県と比較した結果、議員1人あたりの人数が同程度だったことから、現行の49人を維持する方針で一致しています。その上で、各選挙区で目安となる定数を人口から算出したところ、天草市・天草郡区は現行より1人少なく、熊本市1区は3人多かったことが明らかになりました。
今後のスケジュールと見通し
5月に公表される国勢調査の速報値と推計人口に大差がなければ、議員提出で条例改正案が提出される見込みです。この見直しは、地域間の人口変動を反映し、より公平な代表制を確保するための措置として位置づけられています。
熊本県議会では、定期的な人口データの分析を通じて、議員定数の適正化を図ることが重要視されています。今回の見直し案は、そうした取り組みの一環として進められており、今後の県政運営に影響を与える可能性があります。



