小泉防衛相が陸自隊員の自民党大会国歌歌唱問題で会見 報告体制の不備を認める
小泉進次郎防衛相は4月17日の記者会見で、陸上自衛隊員が自民党大会で登壇して国歌を歌った問題について、「仮に情報が上がっていれば、別の判断もあり得た」と述べ、事前に幹部への報告が適切になされていなかったことを認めました。
X投稿の削除理由を釈明 「事実確認のため」
小泉防衛相は党大会当日、この隊員との写真にコメントを付けてX(旧ツイッター)に投稿しましたが、後に削除しています。記者から「政治的な中立性に疑念を招きかねない」と指摘されると、「事実関係等を確認するため、いったん、その投稿を取り消した」と説明しました。
さらに詳しく問われると、「やはり私の方まで上がっていなかった、そしておそらく私まで上がっていなかったことを当該隊員も知らなかったと思うんですよね」と述べ、「事実確認、よく確認する必要があるなと思いましたので、削除したということです」と釈明しました。
報告体制の不備を認め改善を約束
会見では、幹部への報告が適切になされなかった理由について、防衛省・自衛隊における通常の報告フローを説明しつつ、「私が事前に報告を受けていなかったように、私を含む幹部への報告や関係部署の情報共有について反省すべき点があった」と認めました。
小泉防衛相は、「自衛隊の活動に対する国民の理解を得る観点からも、今後は幹部への報告や関係部署の情報共有を徹底してまいります」と改善を約束しました。
政治的中立性への懸念と組織的課題
記者からは、海上自衛隊員の不正受給問題でも同様の報告不備があった点を指摘され、「組織というのは様々な課題もありますし、特に、防衛省・自衛隊約25万人という非常に大きい組織の中ですから」と述べ、継続的な改善の必要性を強調しました。
政治的中立性への懸念については、「法的な問題と政治的に誤解を招くようなことがないかというのは別問題だと考えています」としつつ、「誤解を招くようなことがないよう、今後は徹底していきたい」と語りました。
最後に、X投稿の削除理由について改めて「隊員個人に対して様々な負担をかけたくないという思いからも削除すべきだと考えました」と述べ、組織としての責任を明確にしました。



