サイバー犯罪で得た暗号資産を洗浄(マネーロンダリング)するために利用されてきたサービスが、日本も参加した国際共同捜査によって壊滅的な打撃を受けた。このサービスを管理・運営していたとされる人物が逮捕されたことが明らかになった。
「AudiA6」とは何か
欧州警察機構(ユーロポール)と日本の警察庁が11日に発表したところによると、このサービスは「Audi(アウディ)A6」と呼ばれるもので、サイバー犯罪で得た暗号資産を複雑に移動させることで、資金の出所を追跡困難にする「ミキシング」と呼ばれる手法を用いていた。
警察庁の説明によれば、ミキシングサービスはサイバー犯罪のインフラの一つとして位置づけられる。中でもAudiA6は「闇のインフラ」として、世界中のランサムウェア攻撃や暗号資産の窃取を行う犯罪集団に広く利用されてきたという。
国際共同捜査の成果
国際共同捜査の結果、ミキシングサービスを管理・運営していたとみられるジョージア在住のロシア人とウクライナ人の男2人が逮捕された。さらに、サービスの管理用サーバーや、サービス利用の窓口となっていたウェブサイトも封鎖された。
警察庁は「ミキシングへの対応は世界的な課題であり、今回の摘発は犯罪の阻止につながる」とコメントしている。発表では、管理者らは洗浄した資産を…(以下、有料記事のため省略)



