W杯でVARの介入対象が拡大
2026年のサッカー・ワールドカップ(W杯)北中米3か国大会から、ビデオ・アシスタントレフェリー(VAR)の介入対象が拡大される。今季の競技規則改正により、従来の得点、PK、一発退場、カード対象選手の誤りに加え、「誤った2枚目の警告による退場」や「誤って与えられたコーナーキック」も検証対象となった。
VARの仕組みと歴史
VARは映像を使って審判の判定を補助するシステムで、2018年ロシア大会からW杯に導入された。ビデオ担当副審が専用の作業室で30~40台のカメラ映像を確認し、無線で主審にアドバイス。主審が最終確認して判定を下す。流れを重視するサッカーでは、中断を最小限に抑えつつ重大な誤審を防ぐ目的で運用されてきた。
新たな対象と適用条件
今回の改正で、コーナーキックの誤判定や2枚目の警告による退場の誤りが追加された。ただし、1枚目の警告単体への介入は引き続き対象外。VARは「はっきりとした明白な間違い」または「見逃された重大な事象」があった場合のみ主審を援助し、実施時は主審が両手で四角(モニター画面のサイン)を描いて観客に伝える。
この拡大により、より正確な判定が期待される一方、試合の中断リスクも増す可能性がある。W杯では各チームの戦略にも影響を与えそうだ。



