中国の春節(旧正月)に伴う大型連休期間中、日本の企業や個人を標的としたフィッシングメールによるサイバー攻撃が大幅に減少したことが、米セキュリティー企業プルーフポイントの調査で明らかになった。今年の春節は2月15日から23日までの9日間で、この期間中にアマゾンやマイクロソフト、ペイペイなどの大手企業を装ったフィッシングメールの数が、その前後と比較して約70%も減少したという。
調査結果の詳細
プルーフポイント社は2月から3月にかけて、契約先の日本の企業や個人に送られた、アマゾンやマイクロソフト、ペイペイをかたるフィッシングメールを分析した。その結果、1月下旬から2月上旬までは1日平均約130万通のメールが送られていたが、春節期間中は約35万通に激減。春節終了後は再び平日に攻撃が増加し、週末には減少する傾向が確認された。
中国語の痕跡と分析
さらに、これらのフィッシングメールには中国語を使用したとみられる痕跡が発見された。こうした攻撃は主に中国から組織的に行われている可能性があり、同社の担当者は「ハッカーも春節には休暇を取るようだ」と分析している。
この調査結果は、サイバー攻撃の発生パターンが文化的な行事に影響されることを示唆しており、企業や個人は連休前後のリスク変動を考慮したセキュリティ対策を検討する必要がある。



