NATO全加盟国、防衛費GDP比2%を達成 25年推計で目標に1年遅れ
NATO全加盟国、防衛費GDP比2%を達成 25年推計

NATO全加盟国、防衛費GDP比2%を達成 25年推計で目標に1年遅れ

【ブリュッセル共同】北大西洋条約機構(NATO)は26日、2025年版の年次報告を公表し、同年の推計において全加盟国の防衛費が国内総生産(GDP)比2%以上に達したことを明らかにしました。これは、2024年までに同2%以上とする以前の目標から1年遅れでの達成となりますが、2035年までにインフラなども合わせた防衛関連支出をGDP比5%(うち防衛費3.5%)以上とする新しい目標にはまだ達していません。

防衛費の増加傾向と加盟国の負担増

NATO全体の防衛費は、ロシアがウクライナ侵攻を開始した2022年以降、着実に増加を続けており、2025年には1兆4120億ドル(約225兆円)に上りました。このうち約6割を占める米国を除いた加盟国の伸びが特に目立っており、2024年は前年比19.4%増、2025年は同19.6%増となっています。この傾向は、国際的な安全保障環境の緊迫化を反映し、各国が防衛強化に積極的に取り組んでいることを示しています。

防衛費GDP比の高い国々とその背景

防衛費のGDP比が最も高いのはポーランドの4.30%で、バルト3国であるリトアニアの4.00%、ラトビアの3.74%、エストニアの3.42%がそれに続きます。これらの国々は、ロシアやその同盟国であるベラルーシと国境を接しているため、地政学的なリスクを考慮し、防衛強化に特に力を入れています。一方、NATO加盟国により大きな負担を求めている米国は3.19%でした。

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この報告は、NATOが直面する安全保障上の課題に対応するため、加盟国間の協力と負担分担が進んでいることを浮き彫りにしています。しかし、新たな目標である防衛関連支出のGDP比5%以上への到達には、さらなる努力が必要とされるでしょう。

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