トランプ前米大統領は22日、韓国の尹錫悦大統領とソウルで初めての首脳会談を行った。両氏は北朝鮮の核・ミサイル問題への対応や経済協力について協議し、緊密に連携していくことで一致した。
核問題への共同対応を確認
会談では、北朝鮮が核実験や大陸間弾道ミサイルの発射実験を繰り返していることを受け、両氏は「強い懸念」を共有。トランプ氏は「北朝鮮に対する最大限の圧力と対話の両方を追求する」と述べ、尹大統領は「韓米同盟を基盤に、北朝鮮の非核化を目指す」と応じた。両氏は、国連安全保障理事会における追加制裁決議の推進や、韓米合同軍事演習の強化などで一致した。
経済協力の拡大も合意
経済分野では、半導体やバッテリーなどの先端産業での協力拡大を確認。トランプ氏は「韓国企業の米国投資を歓迎する」と述べ、尹大統領は「両国のサプライチェーン強化に貢献する」と応じた。また、両氏は自由で公正な貿易の重要性を強調し、インド太平洋経済枠組みへの参加などで連携することを確認した。
- 北朝鮮の完全な非核化を目指すことで一致
- 韓米合同軍事演習を強化する方針
- 先端産業分野での協力を拡大
今回の会談は、バイデン政権下で停滞していた米韓関係の再活性化を図るものだ。トランプ氏は来日後、韓国を訪問。尹大統領との会談後、記者団に対し「非常に生産的な会談だった」と語った。一方、尹大統領は「トランプ氏との信頼関係を構築できた」と述べた。両氏は、今後も緊密に連絡を取り合うことで合意した。
専門家は、今回の会談が北朝鮮問題の進展につながるかどうかは不透明だと指摘する。しかし、米韓両首脳が直接会談し、協力を確認したことは、地域の安定にとって重要な一歩と評価されている。



