イランがアマゾン・オラクル施設を攻撃、米イスラエルは「最大の橋」空爆で応酬
イランがアマゾン・オラクル施設攻撃、米イスラエルは橋空爆

中東で激化する攻撃応酬、イランが米IT企業施設を標的に

イランの精鋭軍事組織「革命防衛隊」は4月2日、バーレーンにある米大手IT企業アマゾン・ドット・コムのデータ関連施設と、アラブ首長国連邦(UAE)にある米ソフトウェア大手オラクルの同様の施設をそれぞれ攻撃したと発表しました。これに対し、米国とイスラエルはイランの交通インフラへの空爆で応酬し、中東地域における緊張が一層高まっています。

革命防衛隊の攻撃宣言と米企業への標的

革命防衛隊は3月31日の声明で、10社以上の米企業名を挙げ、4月1日午後8時(日本時間2日午前1時半)から中東の拠点を攻撃すると予告していました。オラクルはこのリストに含まれていましたが、アマゾンは名指しされていませんでした。しかし、革命防衛隊は2日の声明で「我々の警告にもかかわらず、ホワイトハウスの主は聞く耳を持たなかった」と反発し、手始めにアマゾンを攻撃したと明らかにしました。警告を無視すれば、次の標的を攻撃するとしています。

攻撃の詳細については、革命防衛隊に近いイランのタスニム通信が伝えましたが、UAE政府は3日にイラン側の発表を否定し、バーレーン政府も公式な発表を行っていません。迎撃された可能性もあり、現時点での被害状況は不明です。さらに、革命防衛隊は別の発表で、UAEのアルミ工場や米軍と関係するバーレーンの軍需産業も攻撃したことを明らかにしました。

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米イスラエルの反撃とイラン側の被害

一方、イランでは2日、テヘランと隣接するアルボルズ州の主要な橋が空爆されました。トランプ米大統領はSNSで「最大の橋が崩れる。二度と使えない」と投稿し、動画を共有しました。イランのファルス通信によれば、この攻撃で8人が死亡、95人が負傷したと報じています。また、イラン保健省は同日、感染症の予防や研究で100年以上の歴史を持つテヘランの「イラン・パスツール研究所」が攻撃されたと発表し、イラン政府は国際法違反だとして非難しています。

イラン軍のアミール・ハタミ司令官は2日、幹部を招集してオンライン会議を開き、「米軍が地上作戦を行おうとすれば、一人たりとも生かしておくな」と対決姿勢を明確にしました。これに対し、トランプ大統領は1日に「イランを石器時代へと逆戻りさせる」と予告しており、双方の強硬な発言が攻撃の応酬を煽っています。

緊張緩和の兆しなく、地域情勢が不安定化

現在、中東での攻撃応酬が止まる兆しは見えていません。革命防衛隊の攻撃宣言と米イスラエルの反撃が連鎖的に続き、民間施設やインフラへの被害が拡大しています。UAEとバーレーン政府の否定や被害状況の不明さから、情報戦の側面も強まっており、国際社会の監視が求められる状況です。

この事態は、中東地域の安全保障に深刻な影響を与えており、外交的な解決策が急がれます。各国の対応や今後の展開に注目が集まっていますが、現時点では緊張が高まる一方で、平和への道筋は見えにくい状態が続いています。

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