イラン外務省報道官は2026年4月12日、国営テレビを通じて、米国との外交協議に関する最新の見解を明らかにしました。報道官は、この協議において「いくつかの問題について共通の認識を得ることができた」と評価する一方で、「2、3の重要な問題については最終的な合意に至らなかった」と述べ、交渉の難しさを強調しました。
不信感の中で行われた協議
報道官は、この協議が軍事衝突の直後に行われたことを踏まえ、「不信と疑念に満ちた雰囲気の中で開かれた」と説明しました。その上で、「1回の協議で合意に達すると期待すべきではなく、誰もそう期待していなかった」と指摘し、複数回の対話が必要であるとの見解を示しました。これは、外交プロセスが段階的に進むことを前提とした発言として注目されます。
米国への強い不信感
協議に先立ち、報道官は自身のソーシャルメディアに投稿を行い、米国に対する不信感をあらわにしました。「米国の約束違反と悪質な行為を忘れなかったし、忘れることはない」と強く主張し、過去の経緯を踏まえた厳しい姿勢を打ち出しました。さらに、「この外交プロセスの成功は、相手の善意と真剣さ、そして過度で違法な要求を控え、イランの法的な権利と利益を認めることにかかっている」と書き込み、米国側の対応次第で今後の進展が左右されるとの見方を示しました。
代表団の動向と今後の展望
イラン代表団は、この協議を終えた後、パキスタンを後にしました。この動きは、中東地域における外交活動の一環として位置づけられ、今後の協議の行方に注目が集まっています。報道官の発言からは、協議が継続される可能性が示唆されており、複数回の対話を通じて合意を模索する姿勢がうかがえます。
全体として、イランと米国の間には依然として深い不信感が存在し、外交プロセスが容易ではないことが浮き彫りになりました。今後の協議では、双方の歩み寄りが求められる状況が続きそうです。



