中国国外の民主活動家も標的に、安田峰俊氏が「越境弾圧」の実態を指摘
神田外語大学の興梠一郎教授とノンフィクション作家の安田峰俊氏が、2026年2月17日にBS日テレの番組「深層NEWS」に出演し、中国の「越境弾圧」について議論を展開しました。この問題は、国際社会で注目を集める人権課題の一つとして浮上しています。
安田氏が明かす具体的な嫌がらせ事例
安田峰俊氏は、中国国外に逃れた民主活動家らに対して、中国当局による弾圧が続いていると指摘しました。具体的な事例として、日本国内でも活動家の自宅に黒シャツを着た男たちが訪れ、「お前は罪を犯している」とわめき立てる事件が発生したと説明。このような嫌がらせは、世界各地で報告されており、活動家らの安全が脅かされている現状を強調しました。
安田氏は、これらの事例が単なる孤立した事件ではなく、組織的な圧力の一環である可能性を示唆。中国国外に居住する民主活動家らが、依然として監視や脅迫の対象となっている実態を浮き彫りにしました。この議論は、国際人権や国家主権の境界線をめぐる複雑な問題を提起しています。
越境弾圧がもたらす国際的な影響
興梠一郎教授と安田氏の対談では、越境弾圧が民主主義や言論の自由に与える影響についても言及されました。安田氏は、このような弾圧が活動家らの精神的負担を増大させ、国際社会での中国のイメージにも影響を及ぼす可能性があると指摘。さらに、日本を含む各国が、こうした問題に対処するための法的枠組みや外交的な対応を強化する必要性を訴えました。
この議論は、中国の国内政策が国外にまで及ぶ「越境弾圧」の実態を明らかにし、国際的な監視と協力の重要性を再確認するものとなりました。安田氏は、今後も同様の事例が報告される可能性が高いと警告し、継続的な調査と報道の必要性を強調しています。