中国とハンガリーの首脳がブダペストで会談 協力関係の深化を確認
【北京=吉永亜希子】中国の王毅(ワンイー)外相(共産党政治局員)は2月11日、ハンガリーの首都ブダペストにおいて、同国のビクトル・オルバン首相と公式会談を実施しました。この会談は、両国間の戦略的パートナーシップをさらに強化することを目的として行われ、国際社会における協力の模範を示す機会となりました。
外部勢力の干渉排除と協力の成功を強調
王毅外相は会談の中で、「外部勢力による内政への干渉を排除し、中国とハンガリーの協力の成功を世界の模範としたい」と述べ、両国の良好な関係を明確に誇示しました。この発言は、中国外務省によって正式に発表され、国際的な注目を集めています。王毅氏は、ハンガリーが長年にわたり親中姿勢を維持してきたことを評価し、今後の経済・政治協力の拡大に期待を寄せました。
オルバン首相、経済協力と雇用創出に前向きな姿勢
オルバン首相は、王毅氏との会談後、ソーシャルメディアプラットフォームX(旧ツイッター)に「雇用創出などの重要な課題に対処するため、中国との経済協力を積極的に推進する」と投稿し、関係強化への強い意欲を示しました。ハンガリーは、中国からの投資や技術協力に大きな期待を寄せており、この会談を通じて具体的な協力プロジェクトの進展が期待されています。
国際情勢の中でのハンガリーの立ち位置
ハンガリーと米国の関係は、バイデン米政権下で緊張が高まりましたが、昨年1月に発足した第2次トランプ政権以降、関係改善の動きが進んでいます。ロイター通信によれば、トランプ前大統領は、4月に予定されているハンガリー総選挙を前に、オルバン首相への支持を明確に表明しています。このような国際的な背景の中で、ハンガリーは中国との協力を深化させることで、自国の経済的利益と外交的多様性を追求していると見られています。
今回の会談は、中国とハンガリーが相互の利益に基づいた協力関係を強化する重要な一歩となりました。両国は、経済、技術、文化などの幅広い分野での連携をさらに拡大し、国際社会における影響力を高めていく方針です。今後の動向に注目が集まります。



