トランプ氏、仮想通貨規制緩和の大統領令に署名 米国を「世界の首都」に
トランプ氏、仮想通貨規制緩和の大統領令に署名

トランプ米大統領は28日、仮想通貨(暗号資産)に関する規制を大幅に緩和する大統領令に署名した。これにより、米国を「世界の仮想通貨の首都」にするという野心的な目標を掲げた。

大統領令の概要

この大統領令は、仮想通貨取引所や関連事業に対する連邦規制を撤廃・緩和し、イノベーションを促進する内容だ。具体的には、証券取引委員会(SEC)や商品先物取引委員会(CFTC)による監督を縮小し、州ごとに異なる規制を統一する方針が盛り込まれている。

また、仮想通貨のマイニングに関する環境規制も緩和され、エネルギー消費に対する制限が撤廃される。これにより、米国内でのマイニング事業拡大が期待される。

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業界の反応

仮想通貨業界からは歓迎の声が上がっている。大手取引所のコインベースやバイナンスUSは声明で、この動きを「待望の規制明確化」と評価した。一方、消費者団体からは投資家保護が不十分だとの批判も出ている。

市場への影響

大統領令署名後、ビットコイン価格は一時10%上昇し、過去最高値に迫る勢いを見せた。イーサリアムやリップルなど他の主要仮想通貨も軒並み上昇。市場では、規制緩和が新たな投資を呼び込むとの期待が広がっている。

しかし、一部のアナリストは、規制の後退が長期的には市場の不安定性を招く可能性を指摘している。

政治的背景

トランプ大統領は、仮想通貨推進派の支持者を重視しており、2024年の大統領選挙に向けた布石ともみられている。また、中国や欧州連合(EU)が仮想通貨規制を強化する中、米国が逆に規制を緩めることで、国際的な競争力を高める狙いがある。

ただし、連邦準備制度理事会(FRB)は、金融システムへのリスクを懸念しており、今回の大統領令に慎重な姿勢を示している。

今後の展望

今回の大統領令は、議会の承認を必要としない大統領権限の範囲内で発令されたが、今後の法制化には議会の協力が不可欠だ。与党内でも意見が分かれており、可決には曲折が予想される。

また、規制緩和に伴うマネーロンダリングやテロ資金供与のリスクに対処するため、新たな監視体制の構築も課題となる。

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