ホルムズ海峡通過の原油タンカー「出光丸」、愛知県沖に到着へ
ホルムズ海峡通過の原油タンカー、愛知沖に到着へ

出光興産の大型原油タンカー「出光丸」が2026年5月25日、愛知県の沖合に到着する見通しとなった。中東情勢の悪化後にホルムズ海峡を通過した日本関係の原油タンカーが到着するのは初めてのケースとなる。

タンカーの詳細と積載量

関係者によると、「出光丸」には国内需要の1日分の約8割に相当する200万バレルの原油が積まれている。船員には日本人3人が含まれており、全員の健康状態に問題はないと報告されている。

航路と経緯

自動船舶識別装置(AIS)のデータなどによれば、「出光丸」はイラン攻撃前の2月下旬にペルシャ湾に入った。サウジアラビアで原油を積み込み、ホルムズ海峡が封鎖状態となった後の3月初めに出港。アラブ首長国連邦(UAE)のアブダビ沖で一時航行を停止したが、4月28日にホルムズ海峡を通過した。イラン側に通航料は支払っていないという。

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ペルシャ湾を抜けた後は、インド近海を経由しマラッカ海峡を通り、沖縄県付近を通過して名古屋港を目指していた。

到着地と政府の対応

25日午前には愛知県の沖合を航行し、到着地は出光興産の愛知事業所(愛知県知多市)となる。「出光丸」は全長300メートル超のパナマ船籍の大型船で、出光興産の子会社が運航を管理している。

政府はホルムズ海峡を事実上封鎖するイランに対し、船舶の自由で安全な航行の確保を求めていた。ペルシャ湾にはなお多数の船が留まっており、中東産エネルギーの供給不安は続いている。

関連する動き

日本関係では、ENEOSホールディングスの原油タンカーも5月中旬にホルムズ海峡を通過しており、5月末から6月初旬にかけて日本に到着する予定だ。

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  • 「出光丸」はホルムズ海峡通過後、順調に航行を続けている。
  • タンカーの到着により、国内の原油供給が安定する見通し。
  • 中東情勢の今後の展開が引き続き注視される。