米国経済、10-12月期の成長率が大幅減速…市場予想を下回る
米商務省は20日、2025年10-12月期の実質国内総生産(GDP)速報値(季節調整済み)を発表した。それによると、年率換算で前期比1.4%増となり、3四半期連続のプラス成長を維持した。しかし、7-9月期の4.4%増から大幅に減速し、市場予想の3.0%増も下回る結果となった。
個人消費の伸びが縮小、所得格差が影響か
GDPの約7割を占める個人消費は2.4%増で、前期の3.5%増から伸び率が縮小した。米国では、株高により金融資産が膨らんだ富裕層の消費が好調な一方、物価高に苦しむ低・中所得者層は節約志向を強めているとされ、経済の勢いが衰えたことが示唆される。
設備投資と住宅投資の動向
設備投資は3.7%増と堅調だった。住宅投資は1.5%減となったが、前期の7.1%減からマイナス幅は縮小した。足元では、高止まりしていた住宅ローン金利もやや緩和しており、住宅市場の回復に期待が持たれる。
2025年通年の成長率は2.2%増
2025年通年のGDP成長率は前年比2.2%増で、2024年の2.8%増から伸びが鈍化した。この結果は、米国経済が緩やかな減速局面に入っている可能性を示しており、今後の政策対応が注目される。



