トランプ氏、国土安保省職員への給与支払いを指示 予算失効で未払い続く
トランプ氏、国土安保省職員への給与支払いを指示

トランプ大統領、国土安全保障省職員への給与支払いを指示 予算失効で未払い問題が深刻化

ドナルド・トランプ米大統領は4月3日、国土安全保障省(DHS)の全職員に対する給与の支払いを命じる覚書に署名しました。同省は予算失効により、職員への給与未払いが続いており、公共の安全確保を理由とした緊急措置となります。

移民政策を巡る与野党対立が背景 職員は無給勤務や自宅待機に

この問題の背景には、移民摘発の規制強化をめぐる与野党の激しい対立があります。これにより国土安全保障省の予算が成立せず、2月14日につなぎ予算が失効。同省は政府機関で唯一、本予算が成立していない状態が続いています。

覚書では、国土安全保障省の管轄下にある沿岸警備隊や連邦緊急事態管理局(FEMA)の職員らが「民主党の議員らのせいで2カ月近く給与を受け取れていない」と指摘。職員の一部は無給での勤務や自宅待機を余儀なくされており、深刻な影響が出ています。

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トランプ氏、公共の安全確保を理由に給与支払いを命令

トランプ大統領は覚書の中で、公共の安全確保のためとして、マリン国土安保長官に対し、未払いとなっていた給与の支払いを指示しました。これは、国土安全保障省の職員が国家安全保障や災害対応など重要な任務を担っていることから、その機能維持が急務であるとの判断によるものです。

同様の措置は運輸保安局でも実施 空港の混乱解消に寄与

今回の措置は、3月にも同様のケースで実施されています。トランプ大統領は当時、国土安全保障省の予算失効により2月中旬から未払いとなっていた運輸保安局(TSA)職員への給与支払いを命じる覚書に署名しました。

この結果、全米各地の空港ではTSA職員不足による保安検査の長蛇の列が解消され、混乱は収束に向かっています。国土安全保障省全体の予算問題が、実際の業務に与える影響が浮き彫りになりました。

今後の課題と政治的な行方

今回の覚書署名は一時的な措置であり、根本的な解決には至っていません。国土安全保障省の予算成立に向けた与野党の協議が依然として難航しており、以下の点が今後の課題として挙げられます:

  • 移民政策を巡る与野党の対立の解消
  • 国土安全保障省の恒久的な予算確保
  • 職員の待遇改善と士気向上策

トランプ大統領は民主党議員を強く批判しており、政治的な駆け引きが続く見通しです。公共の安全と職員の権利の両立が、今後も重要なテーマとなるでしょう。

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