トランプ氏名削除命令、ワシントン連邦地裁が文化施設改称に違法判断
トランプ氏名削除命令、地裁が文化施設改称に違法判断

米首都ワシントンの連邦地裁は29日、総合文化施設ケネディ・センターの理事会が施設名を「トランプ・ケネディ・センター」に変更したのは手続き上問題があるとして、トランプ大統領の名前を削除するよう命じた。地裁判事は、理事会には独断的な判断で改称を決める権利はないとし、「変更できるのは議会だけだ」と指摘した。

トランプ氏の反応

同施設の理事長を務めるトランプ氏は29日、交流サイト(SNS)に「(地裁判事は)恥を知れ」と投稿し激怒。自身の思惑通りに運営できないなら「関与できない」とし、維持や管理の責任を議会に移すよう指示したと明らかにした。

地裁の命令内容

地裁判事はトランプ政権に対し、トランプ氏の名前が記載された全ての看板を撤去し、公式資料から「トランプ・ケネディ・センター」の名称を削除するよう命じた。

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改称の経緯

トランプ氏が側近を送り込んだ理事会は昨年12月に改称を「満場一致」で決定。しかし、野党民主党のベティ下院議員は同月、理事会の決定は法律上の権限を逸脱しているとして提訴していた。

この判決により、ケネディ・センターは元の名称に戻ることになる。トランプ氏の政治的影響力が司法によって制限された形となり、今後の政権運営にも影響を与える可能性がある。地裁の判断は、行政の一方的な決定に対するチェック機能として注目される。

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