日本、米国、オーストラリア、インドの4カ国からなる協力枠組み「クアッド」が、今月下旬にインドの首都ニューデリーで外相会合を開催する方向で調整を進めていることが、複数の外交筋への取材で8日に明らかになった。クアッドの外相会合が開かれるのは、昨年7月に米ワシントンで実施されて以来となる。
会合の背景と議題
今回の会合では、重要鉱物資源の中国への依存度を引き下げる方策などが主要議題となる見通し。クアッドは、自由で開かれたインド太平洋地域の実現を目指し、安全保障や経済協力を強化している。
首脳会合への影響
クアッドは昨年、インドで首脳会合を開催する計画だったが、米印関係の悪化やトランプ米大統領の多国間枠組みへの関心の低さなどから延期された。今回の外相会合が首脳会合につながるかは不透明な情勢だ。
開催地変更の経緯
4カ国は当初、今年の外相会合をオーストラリアで開くことで合意していた。しかし、インドへの配慮から、開催地をニューデリーに変更したと外交筋は指摘する。第2次トランプ政権下でのクアッド外相会合は今回で3回目となる。
出席者と反応
米国からはルビオ国務長官が出席する予定。ゴア駐インド大使は6日、X(旧ツイッター)で「ルビオ氏のインド訪問を楽しみにしている」と投稿し、期待感を示した。共同通信が伝えている。



