米紙ウォールストリート・ジャーナルは3日までに、イランが米軍による港湾封鎖に対抗するため、機雷を装着したイルカを米軍艦への攻撃に使用することを検討していると報じた。イラン当局者の話として伝えており、実現性は不明としている。
報道の詳細
報道は4月30日付で、当局者は潜水艦を含む「これまで利用されていない兵器」の活用を模索していると語った。ホルムズ海峡はイルカの生息海域として知られ、この特性を利用した奇襲攻撃の可能性が示唆されている。
米軍の封鎖とイランの焦り
米中央軍は4月中旬以降、ホルムズ海峡の東側に位置するオマーン湾とアラビア海に軍事展開し、イランの港湾を封鎖している。イランは封鎖解除を繰り返し要求しており、焦りを募らせている状況だ。
冷戦時代の軍用イルカ訓練
英メディアによると、米国や旧ソ連は冷戦時代、周囲の探知能力に優れるイルカの特性を生かし、軍用イルカを訓練していた。2022年には、ロシアがウクライナ侵攻に伴い、クリミア半島の要衝セバストポリ港の入り口に軍用イルカを配置したと伝えられた。これは海中からの破壊活動に脆弱な艦船を護衛する目的とされている。
イランの今回の検討は、こうした過去の事例を参考にした可能性があるが、専門家の間では実効性に疑問の声も上がっている。



