清水町議会は11日、6月定例会本会議を開き、現在の町名を「十勝清水町」に変更する是非を問う住民投票の条例案を否決した。提案者である辻康裕町長は「結果は極めて残念だが、議会の判断は重い。これで一区切りとする」と述べ、再提案を行わない意向を示した。
議会の審議経過
本条例案は2日の特別委員会でも既に否決されていた。本会議では、住民への情報提供を十分に行うために条例の施行日を延期する修正動議が議員から提出された。修正案と原案の両方が採決にかけられた結果、いずれも賛成6人、反対6人の同数となり、地方自治法に基づき山下清美議長の裁決で否決が確定した。
山下議長は取材に対し「特別委員会での採決結果などを考慮した。住民投票そのものを拒むものではない」と説明した。
町名変更の背景と今後の見通し
町は全国的な知名度向上を目的に町名変更を検討してきた。条例案が可決されていれば、中学生以上の町民を対象とした住民投票を7月中に実施する予定だった。
辻町長は「町名変更は町をアピールするために必要なツールだと認識している」と述べる一方、今後は町民からの住民投票発議が行われることへの期待感を示した。



