米金融最大手JPモルガン・チェースのジェイミー・ダイモン最高経営責任者(CEO)は、人工知能(AI)の活用拡大に伴い、今後はAI関連人材の採用を増やす一方、従来型の銀行員の採用は減少するとの見解を示した。米ブルームバーグ通信が21日までに報じた。
CEOの発言内容
ブルームバーグによると、ダイモン氏は中国・上海で開催されたイベントで取材に応じ、「将来的には雇用を減らすことになると思う」と発言。「AI人材をより多く採用し、一部の分野では銀行員を減らすことになるだろう」と述べた。
また、AIは事務部門だけでなく、高度な業務にも影響を及ぼす一方、新たな職種を生み出すとも指摘。特に顧客対応部門で新たな役割が生まれる可能性があるとの考えを示したという。
金融業界の動向
ブルームバーグによると、金融業界では最近、AI活用を巡る発言が相次いでいる。AI技術の進展により、業務効率化やコスト削減が期待される一方、雇用への影響が注目されている。
ダイモンCEOの見解は、銀行業界におけるAI導入の加速を示唆するものだ。今後、他の金融機関も同様の動きを見せる可能性がある。
今後の展望
AIの活用拡大は、銀行業務の変革を促すと同時に、従業員のスキル向上や再教育の必要性を高めている。金融機関は、AI人材の確保に加え、既存社員のリスキリングにも注力する必要がある。



