IHI、31年度までに営業利益倍増へ 井手社長「6年間で1500~1600億円拡大」
IHI、31年度までに営業利益倍増へ 井手社長「6年間で1500億円拡大」

IHIは2日、機関投資家向けの説明会を開催し、主要事業の成長戦略を詳細に発表した。同社は民間航空機エンジンや原子力関連事業を強化することで、2031年度までに営業利益を現在の約2倍に引き上げる目標を示した。

井手社長が語る成長戦略

井手博社長は「今後3年間で営業利益を500~600億円、6年間で1500~1600億円拡大させる。ほぼ2倍になる」と説明した。また、31年度までの売上収益の年間平均成長率は4~5%を確保する方針だ。

原子力事業の強化

原子力事業では、35年度までの年間平均成長率10%を目指す。小澤典明常務執行役員は「25年度の原子力売上高は600億円だが、早期に1000億円規模を達成したい」と述べた。国内の原発再稼働の進展や海外での需要増加を受け、横浜工場と相生工場の生産能力拡大を図る。また、フィジカルAIの活用も視野に入れている。

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日本原燃が青森県六ヶ所村で進める使用済み核燃料再処理施設は、26年度の完成を目標としている。IHIは、再処理後の高レベル放射性廃棄物を閉じ込める独自のガラス固化技術に強みを持ち、この分野での需要拡大を見込む。

海外事業では、大型炉や小型モジュール炉(SMR)向けの原子炉格納容器、圧力容器の需要増加に対応する。

航空機エンジン事業の拡大

民間航空機エンジン事業では、「GEnx」などの第2世代製品の収益拡大に加え、整備需要の取り込みや部品修理の規模拡大による収益性向上を目指す。31年度までの売上収益の年間平均成長率は10%、営業利益率は20%を目標とする。

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