レバノン死者2969人、停戦1カ月も攻撃続く 先行き不透明
レバノン死者2969人、停戦1カ月も攻撃続く

【カイロ共同】レバノン保健省は16日、親イラン民兵組織ヒズボラとイスラエル軍の交戦が再開した3月2日以降のレバノン国内の死者が2969人に達したと発表した。負傷者は9112人に上る。レバノン停戦合意は17日で発効からちょうど1カ月を迎えたが、イスラエル軍は攻撃を継続しており、ヒズボラも応戦の構えを崩していない。停戦の先行きは依然として不透明な状況が続いている。

停戦合意も実効性に疑問

停戦合意は1カ月前に成立したものの、実際には戦闘行為が完全に停止しているわけではない。イスラエル軍は南部を中心に空爆や砲撃を続けており、ヒズボラもロケット弾による攻撃を断続的に行っている。双方の間で根本的な立場の隔たりは大きく、停戦が恒久的なものとなるかどうかは不透明だ。

避難民の怒りと不安

レバノン南部から首都ベイルートに避難している男性サッバーグさん(38)は電話取材に応じ、「自宅に戻ることを願っている」と語った。その一方で、停戦が成立しているにもかかわらず、自身や家族が依然として避難生活を強いられている現状に憤りを表明。「どうして私と家族はまだ避難しているのか。どうして毎日多くのレバノン人が亡くなるのか」と訴えた。

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今回の停戦合意は、国際社会の仲介により3月17日に発効した。しかし、合意後も断続的な戦闘が続き、民間人の犠牲が増加している。レバノン保健省の発表によれば、停戦後の死者も数百人に上るとみられ、停戦の実効性に疑問符が付いている。

国際社会の反応

国連や主要国は双方に対して停戦の完全履行を求めているが、具体的な進展は見られない。イスラエル側はヒズボラの武装解除を停戦の前提条件として掲げており、ヒズボラ側はそれを拒否している。この膠着状態が長期化するにつれ、レバノン国内の人道状況は悪化の一途をたどっている。

レバノン保健省は、今後も犠牲者が増加する可能性があると警告しており、国際社会のさらなる介入が求められている。

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