アフリカ連合(AU)の疾病対策センター(CDC)は11日、コンゴ(旧ザイール)東部で拡大しているエボラ出血熱について、感染者の多くが15~44歳の年齢層に集中していると明らかにした。米メディアの報道によると、この地域では金などの鉱物資源の採掘が活発であり、鉱山労働者の移動を通じて感染が広がっている可能性があるという。
感染者676人、死者136人
コンゴ保健省の発表によると、東部イトゥリ州を中心に676人の感染が確認され、このうち136人が死亡している。CDCの分析では、年齢や性別が判明した感染者447人のうち、約6割が15~44歳だった。この年齢層は経済活動の中心を担う比較的若い層であり、感染拡大のリスクが高まっている。
背景と今後の対策
同地域では、鉱山労働者が頻繁に移動することで、ウイルスが広範囲に拡散する恐れが指摘されている。CDCは、感染拡大を防ぐためには、鉱山地域での衛生管理や移動制限などの対策が必要だとしている。現地では医療従事者による血液検査や患者の隔離が進められているが、感染の収束には時間がかかると見られる。



