福島県南相馬市で、水素エネルギーを活用した新たな実証事業が始動する。この事業には、東京ガスや東北電力など複数の企業が出資し、再生可能エネルギー由来の水素を製造・供給するシステムを構築する。
事業の概要
実証事業は、南相馬市内に水素製造設備を設置し、太陽光発電などの再生可能エネルギーを使って水素を製造する。製造した水素は、燃料電池車や業務用燃料電池などに供給され、地域の脱炭素化に貢献する。
参画企業と役割
- 東京ガス:水素製造・供給の技術提供
- 東北電力:電力系統との連携
- その他企業:設備運用や需要家開拓
期待される効果
この事業により、年間約100トンの二酸化炭素削減効果が見込まれる。また、水素エネルギーの地産地消モデルを確立することで、他の地域への展開も期待されている。
地域への影響
南相馬市は、東日本大震災と原子力災害からの復興を進めており、再生可能エネルギーと水素の活用は、新たな産業創出や雇用拡大につながると期待されている。
今後のスケジュール
2026年度中に設備の着工を開始し、2027年度からの運用開始を目指す。実証期間は5年間を予定しており、その結果を踏まえて事業の本格化を検討する。
この取り組みは、政府が進める水素基本戦略とも合致し、福島県が目指す「水素社会」の実現に向けた重要な一歩となる。



