米連邦準備制度理事会(FRB)は15日、同日に議長任期の期限を迎えたパウエル氏を議長代行に任命した。これは、上院が承認した後任のウォーシュ次期議長が正式に就任するまでの一時的な措置である。ウォーシュ氏は週明けにも就任するとみられている。
慣例に沿った対応
FRBは、議長交代期に現職議長を代行に据えるのは、過去の慣例に沿った対応だと説明している。一方、トランプ大統領が指名したボウマン理事とミラン理事は、期間を定めない議長代行の任命を支持しないとの声明を発表した。この動きは、FRB内部における意見の相違を浮き彫りにしている。
トランプ氏との確執
トランプ大統領はこれまで、FRBに対して大幅な利下げを要求し、応じないパウエル氏を繰り返し非難してきた。両者の対立は深まる一方であり、今回の議長代行人事は、そうした政治的压力の中で行われた。ウォーシュ氏の就任後、金融政策の方向性がどう変化するか、市場の注目が集まっている。
なお、パウエル氏は2018年にFRB議長に就任し、その任期は通常4年であるが、今回の代行任命は異例の措置とされている。ウォーシュ氏は前FRB理事で、トランプ政権下での金融政策の舵取りが期待されている。



