東京電力ホールディングスの次期会長に就任する官民ファンド「産業革新投資機構」の社長、横尾敬介氏(74)が2日、東京都内で記者会見を開き、経営再建に向けた強い決意を示した。
大胆な改革への決意
横尾氏は「大胆な事業構造改革が喫緊の課題である」と強調し、「経営課題への理解を深めながら、情熱と志を持ってリーダーシップを発揮する」と述べた。同氏は金融業界出身者として初めて東電の会長に就任する異色の経歴を持つ。会長交代は5年ぶりとなる。
新体制で成長目指す
横尾氏は、現会長の小林喜光氏(79)の後任として、6月25日の定時株主総会後に正式に就任する予定だ。東電は現在、外部企業との提携(アライアンス)による抜本的な経営再建を目指しており、新たな体制の下で成長戦略を推進する方針である。
会見には横尾氏のほか、東京電力ホールディングスの幹部も同席し、今後の経営方針について質疑応答が行われた。横尾氏は、福島第一原子力発電所の廃炉や賠償問題など、同社が抱える複雑な課題にも言及し、長期的な視点での取り組みの重要性を訴えた。
今回の会長交代は、東電が経営再建の新たなフェーズに入る象徴的な出来事として注目されている。



