愛知県の金属加工会社「菱輝金型工業」は、核融合発電の開発を手がける新興企業「ヘリカルフュージョン」(東京都)と連携し、核融合炉の最終実証装置向けの部材を完成させた。ヘリカル社はこれらを組み立てて実験を行い、2030年代の実用発電を目指す。
完成した部材の詳細
完成したのは、核融合炉内の磁石の土台となる「コイルケース」と、核融合反応で生じるエネルギーを取り出す「増殖ブランケット」の試作品だ。核融合炉の部材は誤差を数ミリ以内にする難加工が求められる。菱輝金型工業がこれまで培ってきた航空機やロケット向けの大型精密部品の加工技術が生きたという。
社長のコメント
原康裕社長は「核融合は未知の領域だったが、熟練から若手までエンジニアたちが目を輝かせて挑み、実現できた」としている。
今後の展望
ヘリカルフュージョンは、これらの部材を組み立てて実験を進め、2030年代の実用発電を目指す。菱輝金型工業は、今後も核融合関連の部材製造に貢献していく方針だ。



