イランがホルムズ海峡再封鎖表明で原油価格急騰、WTI終値97.87ドルに上昇
イラン再封鎖で原油価格急騰、WTI終値97.87ドル

イラン再封鎖表明で原油価格急騰、WTI終値97.87ドルに上昇

ニューヨーク原油先物市場で、代表的な指標であるテキサス産軽質油(WTI)の価格が急騰しました。4月9日の取引では、5月渡し価格の終値が前日比3.7%高い1バレルあたり97.87ドルに上昇し、取引時間中には一時的に100ドルを突破する場面も見られました。

ホルムズ海峡再封鎖表明が市場を刺激

この急騰の直接的な要因は、イランがホルムズ海峡の再封鎖を表明したことです。米国とイランが2週間の停戦で合意した直後のこの動きは、原油供給への懸念を再燃させ、市場を大きく揺るがしました。前日には停戦合意を受けて供給懸念が和らぎ、WTI価格が16%以上下落していましたが、わずか1日で状況が一転した形です。

中東情勢の複雑な動き

しかし、価格の上昇幅には抑制的な動きも見られました。イスラエルのネタニヤフ首相がレバノンとの和平交渉開始を表明したことが、市場の楽観材料として働き、上げ幅を縮小させたと分析されています。このように、中東地域における政治・軍事情勢の微妙な変化が、国際原油市場に即時かつ大きな影響を与えている状況が浮き彫りになりました。

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株式市場との連動

同日のニューヨーク株式市場では、ダウ平均株価が前日比275.88ドル高の48,185.80ドルとなり、2日連続で上昇しました。レバノンを巡る中東情勢の懸念が後退したことが買い優勢につながったと見られており、エネルギー市場と株式市場が中東情勢に敏感に反応している構図が明らかです。

WTIの受け渡し場所である米国オクラホマ州クッシングの貯蔵施設をめぐる状況も、今後の供給動向を左右する要素として注目されています。国際社会は、中東における和平の進展とエネルギー安全保障のバランスに注視を続けています。

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