OPECプラス、5月も生産枠拡大で合意 日量20万6千バレル増、ホルムズ海峡再開に備え
OPECプラス、5月も生産枠拡大で合意 ホルムズ海峡再開に備え

OPECプラス、5月も生産枠拡大で合意 日量20万6千バレル増加

石油輸出国機構(OPEC)にロシアなど非加盟の産油国を加えた「OPECプラス」の有志8カ国は5日、会合を開き、5月の生産枠を日量20万6千バレル拡大することで合意しました。この生産枠の拡大は2カ月連続となり、増加幅は4月と同水準となります。

ホルムズ海峡の封鎖と供給制約

現在、中東情勢の緊迫化により、原油輸送の要衝であるホルムズ海峡が事実上封鎖され、原油供給は大きな制約を受けています。今回の生産枠拡大は、海峡の通航再開に備えて増産の用意があるとの姿勢を示す狙いがあります。

しかし、OPECの盟主であるサウジアラビアなどの湾岸産油国は、米国とイスラエルがイランを攻撃した2月末以降、生産量の削減を余儀なくされています。これは貯蔵施設の不足やイランによる設備への攻撃が原因で、市場への供給量が減少しているためです。増産の実現には、イラン情勢の混乱収拾が鍵を握ると見られています。

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エネルギー設備への攻撃に懸念

有志国は声明で、エネルギー設備への攻撃に強い懸念を示しました。完全な復旧には多額の費用と長い時間が必要になると指摘し、国際社会に協力を呼びかけています。

原油相場の上昇傾向

原油相場は上昇傾向にあり、ニューヨーク先物市場では米国産標準油種が2日に1バレル=111.54ドルと、終値としては2022年6月下旬以来の高値を付けました。この価格上昇は、供給制約と地政学的リスクが市場に影響を与えていることを反映しています。

今後の動向としては、ホルムズ海峡の状況やイラン情勢の進展が注目されます。OPECプラスは、市場の安定化を図りつつ、緊急時に対応できる体制を整えることが求められています。

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