NY原油先物が反発、終値99ドル台に 米イラン協議の行方に市場注視
週明けのニューヨーク・マーカンタイル取引所における原油先物相場は反発基調で取引を終えました。指標となる米国産標準油種(WTI)の5月渡し終値は、前週末比で2.51ドル高い99.08ドルを記録しました。この動きは、米国とイランの協議をにらむ展開の中、供給混乱の長期化を懸念した買い注文が優勢だったことが背景にあります。
供給不安から一時105ドル台まで高騰
パキスタンで行われた米イランの対面協議は合意に至らず終了しました。これに加え、トランプ大統領が米軍によるホルムズ海峡の全面的な封鎖を表明したことから、市場では供給への不安が一気に高まりました。その結果、12日夕方には一時的に1バレルあたり105ドル台まで価格が高騰する場面も見られました。
協議進展への期待で上げ幅縮小
しかし、13日にはトランプ氏がイラン側が米国との戦闘終結の合意を望んでいると主張したことで、状況が変化しました。この発言を受け、市場では米イラン協議の進展に対する期待感が広がり、原油相場は上げ幅を縮める動きを見せました。このように、地政学的な要因に大きく左右される原油市場の不安定さが浮き彫りとなる展開となりました。
市場関係者は、今後の米イラン関係の動向や供給面の見通しに注視を続けており、原油価格のさらなる変動が予想されます。特にホルムズ海峡を巡る情勢は、世界的なエネルギー供給に直接的な影響を及ぼすため、その動向が注目されています。



