NY原油先物、約3年半ぶり高値 終値95ドル台、中東情勢悪化で供給懸念強まる
NY原油、3年半ぶり高値 終値95ドル台、中東情勢悪化で

NY原油先物、約3年半ぶり高値 終値95ドル台に到達

2026年3月13日 - ニューヨーク・マーカンタイル取引所における原油先物相場が大幅に続伸し、指標となる米国産標準油種(WTI)の4月渡し終値は1バレル95.73ドルを記録しました。これは前日比で8.48ドルの上昇となり、終値ベースでは約3年半ぶりの高値となります。

中東情勢悪化で供給混乱長期化への警戒感

相場上昇の背景には、中東地域における情勢の悪化が大きく影響しています。具体的には、イランがエネルギー輸送の要衝であるホルムズ海峡の封鎖を継続する姿勢を示していることに加え、産油国イラク南部の海域で原油タンカー2隻が攻撃されたとの報告がありました。

ロイター通信によれば、イランは中東の石油関連施設や輸送インフラへの攻撃を強めているとされ、紛争の拡大が原油供給に直接的な影響を及ぼす可能性に対する懸念が市場で強まっています。こうした供給不安が投資家の買いを誘い、価格押し上げにつながりました。

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国際機関や米政府の対応動向

国際エネルギー機関(IEA)は、イランなどを中心とした戦闘に伴う供給混乱について、「世界の原油市場で最大級の規模になる可能性がある」と指摘しています。供給網の寸断が長期化すれば、世界的なエネルギー需給に重大な影響を及ぼす恐れがあるとの見方を示しました。

一方、米国ではライトエネルギー長官が12日、CNBCテレビのインタビューに応じ、ホルムズ海峡における米軍による船舶護衛体制について、今月末までに整う見通しを示しました。安全保障面での対応が進むことで、供給リスクの軽減が期待されますが、現状では不透明感が残る状況です。

市場関係者からは、中東情勢の先行き不透明さから、供給混乱が継続するのではないかとの警戒感が広がっており、今後の地政学的動向が原油価格の鍵を握るとの見方が強まっています。

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