ガソリン値上げ前の駆け込み給油が全国で発生
石油元売り各社が12日以降、ガソリンの卸売価格を引き上げる見通しとなったことを受け、2026年3月11日には全国のガソリンスタンドで給油を待つ車列が相次いで発生しました。消費者は値上げ前に燃料を確保しようと駆け込む動きを見せ、各地で混雑が生じています。
東京・江東区では8台が列を作る
東京都江東区のガソリンスタンドでは、11日午後9時半ごろ、給油を待つ車が8台並びました。近隣に住む43歳の会社員男性は、ガソリン値上げのニュースを見て訪れたと明かし、「みんな値段が上がる前に給油をしに来たと思う。値段は下がってほしい」と語りました。この様子は、マハール有仁州によって撮影されました。
ソーシャルメディアにも車列の投稿が相次ぐ
X(旧ツイッター)では11日、全国各地で給油を待つ車列の写真や動画が次々と投稿され、駆け込み需要の広がりを裏付けています。多くのユーザーが、イラン情勢の緊迫化に伴うガソリン価格値上がりの報道を受けて、早めの給油を選択したことを報告しました。
ガソリン価格は4週連続で上昇、卸売価格は26円引き上げへ
石油情報センターが11日に発表したデータによると、レギュラーガソリン1リットルあたりの全国平均価格(9日時点)は、前週より3.3円高い161.8円となり、4週連続の値上がりを記録しました。背景には、イラン情勢の緊迫化による原油価格の高騰があり、石油元売り各社は12日以降、卸売価格を1リットルあたり平均26.0円引き上げる見通しです。
政府が価格抑制策を表明
高市早苗首相は11日夜、16日にも石油備蓄を放出すると表明しました。さらに、今後ガソリン価格が上昇した場合には、補助金を活用して全国平均で1リットルあたり170円程度に抑制する方針を示しました。これにより、消費者への影響を緩和する取り組みが進められています。
イラン情勢の緊迫化が原油市場に影響
今回のガソリン価格上昇の直接的要因は、イラン情勢の緊迫化です。中東地域の不安定さが原油価格を押し上げ、それがガソリン卸売価格の引き上げにつながっています。国際的な緊張の高まりが、国内のエネルギー価格に直結する構図が浮き彫りになりました。
消費者は、値上げ前に燃料を確保しようとする動きを強めており、今後の価格動向に注目が集まっています。政府の対策がどの程度効果を発揮するかも、今後の焦点となるでしょう。



