高市首相、初の石油備蓄単独放出を表明 ガソリン価格170円程度に抑制へ
高市首相、初の石油備蓄単独放出 ガソリン170円目指す (11.03.2026)

高市首相、石油備蓄の単独放出を初めて表明 ガソリン価格抑制へ緊急措置

高市首相は11日、首相公邸で記者団に対し、中東情勢の緊迫化を背景に、石油備蓄の単独放出を16日にも実施する方針を明らかにしました。これは、原油輸送の大動脈であるホルムズ海峡が事実上封鎖されている状況を受けた緊急対応で、日本が国家備蓄を単独で放出するのは、1978年の制度創設以来初めてのこととなります。

放出規模と価格抑制目標

放出される石油備蓄は、国が保有する国家備蓄の1か月分に加え、石油会社などに法律で義務付けられている民間備蓄の15日分を含みます。首相は、この措置により、ガソリンの小売価格を全国平均で「170円程度」に抑えることを目指すと強調しました。対象はガソリンだけでなく、軽油、重油、灯油にも及び、既存のガソリン補助金向け基金を活用する方針です。

国際的な決定を待たずに率先実施

首相は記者団に対し、「国際的な備蓄放出の正式な決定を待たず、率先して放出を行う」と述べ、日本の独自判断による迅速な行動をアピールしました。石油備蓄法に基づき、国内での石油供給不足が懸念される場合に政府が備蓄放出を認めている規定を活用し、今月下旬以降の原油輸入の大幅減少を見据えた対応と説明しています。

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背景と今後の見通し

今回の決定は、ホルムズ海峡の封鎖により、中東からの原油供給が逼迫していることが直接の要因です。首相は、原油価格の高騰を受け、緊急的な激変緩和措置を早急に行うよう、赤沢経済産業相に指示したことも明らかにしました。これにより、石油製品の供給支障を防ぎ、国民生活や経済活動への影響を最小限に抑えることが期待されています。

この措置は、エネルギー安全保障の観点からも重要な一歩と位置付けられており、今後の国際情勢の動向に応じた柔軟な対応が求められる場面が増える可能性があります。政府は、引き続き市場の動向を注視しながら、必要に応じて追加措置を検討する方針です。

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