浪江未来ファーム、ウナギ陸上養殖とチョウザメ・野菜水耕栽培の複合施設を来年1月操業開始
浪江未来ファーム、複合施設を来年1月操業

浪江未来ファーム(浪江町)は、町内の北産業団地にウナギの陸上養殖施設など3棟を一体的に整備し、来年1月に操業を始める。ウナギに加え、くみ上げた地下水を循環させることでチョウザメの陸上養殖とケールなど葉物野菜の水耕栽培の両立を図り、2032年度に5億円の売り上げを目指す。浪江発で持続可能な新たな農水産業を確立し、東日本大震災と東京電力福島第1原発事故からの地場産業の復興を加速させる。

施設の概要

建設される施設は、ウナギ陸上養殖施設、アクアポニックス施設、店舗の3棟からなる。アクアポニックス施設では、魚の排泄物を栄養源として野菜を育てる循環型農業を採用。地下水を循環利用することで、環境負荷を低減しながら高品質なウナギとチョウザメ、そしてケールなどの葉物野菜を同時に生産する。

事業の目標

同社は、2032年度までに年間売上高5億円を目標に掲げる。また、地域雇用の創出や、復興のシンボルとしての役割も期待されている。浪江町の吉田町長は「このプロジェクトが地域の新たな産業の柱となることを確信している」と述べた。

Pickt横長バナー — Telegram用の共同買い物リストアプリ

浪江未来ファームの柴田社長は「震災と原発事故で失われた地場産業を取り戻すため、持続可能な農水産業モデルを構築したい」と意気込みを語った。施設の完成イメージ図には、右上に陸上養殖施設、左上にアクアポニックス施設、手前に店舗が描かれている。

地域への影響

この取り組みは、浪江町の復興計画の一環として位置づけられている。同町は原発事故後、避難指示が解除されたものの、産業の回復が課題となっている。新施設の操業により、地元産のウナギやチョウザメ、野菜のブランド化が進み、観光客の誘致にもつながると期待される。

浪江未来ファームはJR東日本グループの一員であり、グループの技術やノウハウを活用して事業を推進する。今後は、生産量の拡大や新たな品目の追加も検討しているという。

Pickt記事後バナー — 家族イラスト付きの共同買い物リストアプリ