SUMCO、佐賀県の新工場建設を延期 既存設備の高度化を優先しAI向け生産強化へ
SUMCO、佐賀県新工場延期 既存設備高度化でAI向け生産強化

SUMCO、佐賀県の新工場建設を延期 既存設備の高度化でAI向け生産に注力

半導体材料の基板となるシリコンウェハーの製造大手、SUMCO(本社:東京)は3月27日、佐賀県吉野ヶ里町で計画していた新工場の建設を延期すると発表しました。この決定は、半導体市場の需要全体が伸び悩む一方で、AI(人工知能)向けの先端品の引き合いが増加していることを背景に、既存工場の設備更新を優先する戦略的見直しによるものです。

需要動向を踏まえた計画変更

新工場では、2029年10月から直径300ミリの最先端ウェハーの生産を開始する予定でしたが、生産量の拡大よりも、佐賀県伊万里市などの既存工場の設備を高度化し、先端品の製造能力を強化する方針に転換しました。これに伴い、伊万里市の工場敷地内で予定されていた増設計画も見送られることになりました。設備更新は2031年頃までの完了を目指して進められます。

投資額の大幅な減少と今後の見通し

計画の変更により、投資額は当初の2250億円から580億円に減少する見通しです。SUMCOは、新工場の建設については、半導体市場の市況を慎重に監視しながら、将来的な判断を行うとしています。この動きは、業界全体がAI技術の進展に伴う需要変化に対応する中で、効率的な資源配分を図る姿勢を示しています。

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佐賀県では、半導体産業の集積が進んでおり、今回の決定は地域経済にも影響を与える可能性があります。SUMCOは、既存設備の更新を通じて、AI向け製品の供給体制を強化し、競争力の維持を図る方針です。

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