NTT西、AIアバター搭載の自動運転EVバス開発へ
NTT西、AIアバター搭載の自動運転EVバス開発へ

「このバスどこ行く?」車内のAIアバターが返答、問い合わせ対応可能な自動運転EVバスを開発へ…NTT西

NTT西日本は、新興企業のAVITA(アビータ)(東京都)などと連携し、車内に設置したモニター画面のアバター(分身)が、乗客からの問い合わせに応じる自動運転の電気自動車(EV)バスの開発に取り組むと発表した。画面上のアバターが、乗客からの問い合わせに応じる仕組みで、例えば「このバスはどこに行きますか」などと尋ねると、AI(人工知能)が自動音声で答えてくれる。観光情報の発信など、より高度な接客については遠隔地のオペレーターが対応するなど、AIと人を組み合わせた対応も可能という。今年度中に実証実験を本格的に始める方針だ。

自動運転バスの実用化に向けた取り組み

NTT西は、グループ会社のNTTビジネスソリューションズと共に、自動運転バスの実用化を目指している。アバターの活用で乗客に「見守られている」と感じてもらえば、自動運転に対する心理的不安の解消に有効だと判断。アンドロイド研究の第一人者の石黒浩・大阪大栄誉教授が社長を務めるアビータと3社で、アバターを活用したシステムの構築を目指す。

実証実験の詳細と展望

NTT西日本は、今回の開発により、自動運転バスの普及に向けた課題の一つである乗客の安心感を高めることを狙う。AIアバターが基本的な問い合わせに対応し、複雑な要望には遠隔オペレーターが対応するハイブリッド方式を採用することで、効率的かつ質の高いサービスを提供できるとしている。実証実験では、実際の路線での走行を想定し、アバターの応答精度や乗客の反応を検証する予定だ。また、観光地での活用も視野に入れており、地域の観光情報を発信する機能も盛り込む方針。NTT西日本は、この技術を2025年大阪・関西万博での実証も視野に入れており、将来の自動運転社会の実現に向けた重要な一歩と位置付けている。

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