西武鉄道がAIチャットで忘れ物捜索を革新 24時間対応で利便性向上
西武鉄道、AIチャットで忘れ物捜索を24時間対応に

西武鉄道がAIチャットで忘れ物捜索を革新 24時間対応で利便性向上

埼玉県所沢市に本社を置く西武鉄道は、列車内や駅での忘れ物を24時間チャットで問い合わせできる新サービス「落とし物クラウド find(ファインド)」を今月から導入しました。このサービスは、人工知能(AI)を駆使して忘れ物の検索を効率化し、利用者の利便性を大幅に向上させることを目指しています。

スマートフォンやパソコンからリアルタイムで問い合わせ可能

新サービスでは、スマートフォンやパソコンから西武鉄道のウェブサイトにアクセスし、メッセージをリアルタイムでやりとりするチャット形式で忘れ物を問い合わせることができます。従来は、駅に直接足を運ぶか、「お忘れ物専用ダイヤル」に電話する必要がありましたが、この新システムにより、時間や場所を選ばずに手軽に問い合わせが可能になりました。

チャットを開始すると、AIが「画像はありますか?」「ない場合は種類や色などを教えてください」「乗車区間はどこですか?」などと質問を投げかけ、利用者がこれに答えることで、AIが落とし物のデータベースから該当する物品を絞り込んでいきます。このプロセスにより、短時間で正確な検索が実現され、忘れ物の発見率や返還率の向上が期待されています。

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年間約25万件の忘れ物処理を効率化

西武鉄道によると、同社で取り扱う忘れ物は年間約25万件にのぼります。これまでは駅員が特徴を手作業でシステムに入力していたため、登録に時間がかかることもありました。しかし、新サービスでは駅員が忘れ物を写真撮影し、AIを活用した画像認識技術により特徴を自動的に読み取って登録できるようになりました。

同社の担当者は「正確な登録と、短時間での検索が可能になったことが大きな利点です。これにより、利用者の待ち時間を削減し、よりスムーズなサービス提供を実現できます」と説明しています。この技術革新は、駅員の負担軽減にもつながり、業務効率の向上が図られています。

開発は「find」が担当 受け取りは対面で確認

サービスは東京都港区の「find」が開発を担当しました。忘れ物が見つかった場合は、駅や忘れ物取扱所などで直接受け取る方式を維持しており、対面での確認により確実な返還を確保しています。例えば、所沢駅の忘れ物取扱所では、受け渡し時に物品を直接確認するプロセスが徹底されています。

このAIチャットサービスの導入は、鉄道業界におけるデジタル化の一環として注目されており、他の鉄道会社にも波及する可能性があります。利用者からは「いつでも問い合わせできるのが便利」との声が寄せられており、現代のライフスタイルに合わせたサービスとして評価されています。

西武鉄道は今後もAI技術を活用したサービス拡大を検討しており、忘れ物処理だけでなく、乗客の利便性向上に向けた取り組みを続けていく方針です。この革新は、公共交通機関のサービス品質向上に新たな基準を設けるものとして期待が高まっています。

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