セクハラ辞職の前田川市長、出直し選挙に出馬表明 有権者の判断は
セクハラ辞職の前田川市長、出直し選挙に出馬表明

福岡県田川市の村上卓哉前市長(55)が11日、記者会見を開き、自身のセクハラ問題による辞職に伴う市長選(7月12日投開票)に無所属で立候補する意向を表明した。

セクハラ認定と辞職の経緯

村上氏は、秘書だった女性職員に対するセクシュアルハラスメントが第三者調査委員会で認定され、5月31日付で辞職した。問題は2025年2月の週刊誌報道で発覚。村上氏は「不倫関係だった」と謝罪したが、職員側は上下関係のため断れない「強いられた同意」型のセクハラだったと主張した。

市が設置した第三者調査委員会(弁護士3人)は5月18日に報告書を公表。公用車内での握手や約1年間続いた性交渉について「対等な個人間の立場で拒否できる関係性があったとは認められない」とし、セクハラと認定。また「市長の権限と責務に関する認識が不十分なまま行動をエスカレートさせた」と指摘した。

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村上氏の会見での主張

村上氏は会見で「軽率な行動で市民に迷惑をかけ、心苦しく思っている」と謝罪。辞職表明後におわびのあいさつ回りをしたと説明し、「辛辣な意見もいただいたが、背中を押す声も多かった。有権者の審判を仰ぐことで市民へのけじめをつけたい」と語った。また「二度と同じ過ちを犯さない。同様の問題が起こらないよう仕組みを構築するのも責任の一つ」と述べた。

出直し市長選の構図

今回の市長選には村上氏を含め4人が立候補を表明。他に新顔で元学習塾経営の浦野仁氏(30)、新顔で元福岡県議会副議長の佐々木允氏(45)、元職で前回選挙で村上氏に敗れた二場公人氏(69)がいずれも無所属で立候補予定。市選管によると、村上氏が当選した場合の任期は本来の27年4月29日までとなる。

出直し選挙の傾向

辞職や失職した首長が再信任を求める「出直し選」では、有権者の判断が分かれる傾向がある。過去には静岡県伊東市長だった田久保氏の事例などがあり、セクハラ問題を抱える候補の再選には厳しい見方もある。今回の選挙結果が、今後の同様のケースに影響を与える可能性がある。

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