ホラー小説「リング」や「らせん」などの作品で知られる作家の鈴木光司(すずき・こうじ、本名晃司=こうじ)さんが8日午後5時ごろ、東京都内の病院で死去した。68歳だった。浜松市出身。
デビューからブームの火付け役まで
鈴木さんは1990年、「楽園」で日本ファンタジーノベル大賞優秀賞を受賞し、作家デビューを果たした。1991年に刊行した「リング」で一躍人気作家となり、その後発表した続編「らせん」で吉川英治文学新人賞を受賞した。これらの作品は映画化され、大ヒットを記録。ジャパニーズホラーブームの火付け役として広く認知されるようになった。
その他の作品と影響
鈴木さんの他の小説作品には「仄暗い水の底から」や「神々のプロムナード」などがある。彼の作品は、子育て体験など日常から着想を得た独自の恐怖描写が特徴で、多くの読者に衝撃を与えた。先入観を徹底的に破壊する作風は、後進のホラー作家にも大きな影響を及ぼした。
鈴木さんの死去を受け、出版業界やファンからは哀悼の声が相次いでいる。彼の功績をたたえ、今後もその作品は読み継がれていくことだろう。



